【2020年版】電子書籍リーダーを徹底比較!おすすめをご紹介!
最近では、小説や雑誌やコミックといった以前は紙で読んでいた書籍を、スマートフォンやタブレット、電子書籍リーダーなどで読むことがあたり前になってきています。
本コラムでは電子書籍コンテンツを閲覧するための「電子書籍リーダー」の特徴や使い方、おすすめ機種などをご紹介します。
✅電子書籍リーダーのメリットって何?
✅おすすめの電子書籍リーダーを知りたい!
このコラムはそんな疑問を解決します。
電子書籍リーダーに興味がある方は、ぜひこのコラムをご覧いただき、自分に合った電子書籍リーダーで電子書籍コンテンツを堪能してください。
目次
電子書籍を楽しみたい方におすすめ!電子書籍リーダーとは
電子書籍リーダーとは、その名のとおり「電子書籍コンテンツを読むためのデバイス」です。
見た目はiPadなどのタブレット端末に似ていますが、電子書籍リーダーは電子書籍コンテンツの閲覧に特化した製品の総称で、Amazonの「kindle(キンドル)」や楽天の「Kobo(コボ)」が有名です。
まずは「電子書籍リーダーで何ができるのか」、そして、「どのようなメリットとデメリットがあるのか」を説明していきます。
電子書籍リーダーでできること
電子書籍リーダーは電子書籍を読むことに特化したデバイスなので、電子書籍リーダーに「できること」は電子書籍の閲覧(読書)です。
iPadなどのタブレット端末とは異なり、好きなゲームアプリなどをインストールしたり動画を閲覧することはできません(機種によっては可能なモデルもあります)。
しかし、電子書籍の閲覧(読書)に特化しているので、快適に読書をすることができるよ様々な工夫が満載されているデバイスなのです。
電子書籍リーダーの特徴
電子書籍の特徴としては、次の点が挙げられます。
●長時間使用できる
●軽いので持ち運びしやすい
●多くのコンテンツを持ち運べる
このように電子書籍リーダーは電子書籍コンテンツ専用の優れたデバイスなのです。
続いては上記の電子書籍リーダーの特徴を一つずつ解説していきます。
目に優しい
電子書籍リーダーは基本的にカラー表現ができるディスプレイではなく、白黒ディスプレイです。
スマートフォンやiPadなどのタブレット端末を普段から使用していて、キレイなディスプレイに慣れている方は少し違和感を覚えるかもしれません。
しかし電子書籍は紙の本を読むのと同じように、長時間見つめる必要があります。
そのため電子書籍専用のデバイスでは、長時間読み続けてもストレス感じないような白黒ディスプレイが最適なのです。
そのほかにも、スマートフォンやiPadなどのタブレット端末で採用されているバックライト方式(ディスプレイの裏側から正面に向けて照らす方式)の照明ではなく、電子書籍リーダーではディスプレイを正面から照らすフロントライト方式を採用しています。
このように電子書籍コンテンツを閲覧する電子書籍リーダーは、できる限り目に負担をかけないような設計になっているのです。
長時間使用できる
電子書籍リーダーはディスプレイもカラーではなく白黒なので、スマートフォンやiPadなどのタブレット端末と比較して消費電力が少ないこともあり、(使用状況にもよりますが)数週間~1か月程度充電せずに使用することができるモデルもあります。
電子書籍リーダーは、1~2日に1回充電しなければならないスマートフォンなどとは違い、ずっとバッグに入れっぱなしで手軽に持ち運びながら、好きな時に読書をすることができるデバイスなのです。
軽いので持ち運びしやすい
電子書籍リーダーの見た目はタブレット端末に似ていますが、500~600g程度あるタブレット端末とは違い、一般的なモデルだと100~200g程度ととても軽い仕様になっています。
実際の書籍で考えると、ページ数や装丁にもよりますが、ハードカバーの本の重量がおよそ500g前後、文庫本でも160g前後です。
何百~何千冊分の電子書籍を読めることを考えると、このデバイスがどれほど手軽でスマートかわかるかと思います。
多くのコンテンツを持ち運べる
電子書籍リーダーはデバイスのメモリーの量によって、ダウンロードできるコンテンツの量が決まります。
例えば、小説あればメモリー容量8GBの端末の場合、1冊あたり0.5Mの容量と仮定すると、なんと16,000本もの小説を収録することができます。
これが実際の小説(160g/冊)だとすると、実に書籍の重さだけで2.56tもの重量になります。とてもではないですが持ち運ぶことはできませんね。
これだけのコンテンツを自由に持ち運べることが電子書籍リーダーの大きな特徴です。
電子書籍リーダーのメリット
電子書籍リーダーのメリットとしては、まずはいつでもどこにでも大量のコンテンツを持ち運べることが挙げられます。
事前にダウンロードしておけば、その時の気分に合わせて読む本を選ぶことができるため、実際に複数の書籍を持ち運ぶよりも圧倒的に手間がかかりません。
また、電子書籍コンテンツを購入する場合、コンテンツによっては書籍で購入する価格よりもディスカウントされて安くなっていたり、ポイント付与が紙の書籍よりも多くなっている場合もあるため、お得に購入することができる場合もあります。
さらに、一般的なタブレット端末と比べると用途が限定的なため、比較的安い価格でデバイスを手に入れることができます。
モデルによっては1万円を切ることもあるため、そこまで気負うことなく購入を検討することができるのではないでしょうか。
電子書籍リーダーのデメリット
電子書籍リーダーのデメリットとしては、従来の書籍と比較してどうしても感覚が異なるため、「本はやっぱり紙でなければ…」という方には慣れるまで時間がかかるということが挙げられます。
この部分は読書が好きな人ほど、違和感を感じる部分なのではないでしょうか。
また、紙の書籍とは違い、電子書籍リーダーにはバッテリーが必要なので、もし出先でバッテリー切れになってしまうと、もう本を読むことはできなくなってしまいます。
また、デバイス自体が故障してしまった場合も同様です。
さらに、通常の書籍であれば、読み終わったら古本屋売ったり、「ヤフオク!」や「メルカリ」などで売却することができますが、電子書籍コンテンツは基本的に中古で売買をすることができません。
そのため、様々なメリットはあるものの、結果的に1コンテンツあたりのコストが高くついてしまう可能性もあるので注意が必要です。
電子書籍リーダーの使い方
電子書籍リーダーで電子書籍コンテンツを読むためには、まずは電子書籍ストアからコンテンツを購入する必要があります。
電子書籍サービスには「Kindleストア」や「楽天Kobo電子書籍ストア」、「BOOK☆WALKER」など、様々な販売サイトがあるので、自分の使いやすいサイトを利用するようにしましょう。
電子書籍サービスで一度ダウンロードしたコンテンツはいつでも好きな時に読むことができますが、電子書籍コンテンツの場合は書籍と違って、完全な所有権を得られないため、販売サイトがサービス終了してしまった場合は読むことができなくなってしまう危険性があると言われています。
しかしAmazonなどの大手サービスを利用している限り、そのような問題が起こる可能性はかなり低いと言えるでしょう。
また、電子書籍リーダーのモデルによっては、辞書機能がついていたり、メモ機能といった独自機能がついていたりするので、それぞれの特徴を活かすことで快適に読書することができます。
電子書籍リーダーの選び方
電子書籍リーダーは様々なモデルがあり、それぞれ特徴やサイズ、重量などが異なります。
初めて購入する場合、どの機種を選べばいいか悩んでしまうこともあるかもしれません。
そこで、続いては電子書籍リーダーを選ぶ際の基準をご紹介します。
スペック・機能で選ぶ
電子書籍リーダーを選ぶ際には、そのデバイスのスペックを確認することが重要です。
その中でも重要なのがディスプレイに関するスペックです。
ディスプレイの大きさ(インチ数)はもちろん、その表示方式などで使用時の目の疲れなどが大きく変わってきます。
例えば、Amazonの「kindle」端末などはE-inkを搭載しています。E-inは液晶ディスプレイと違い、光を反射しにくく、本体自体が強い光を発しないディスプレイなので、屋外などの環境でも、目に優しい読書をすることが可能なディスプレイです。
また、電子書籍リーダーには、メインとなる電子書籍を閲覧(読書)する以外にも、機種によって辞書機能、明るさの自動調整機能、防水機能など色々な機能がついているので、自分の使用方法にあった機種を購入するようにしましょう。
解像度で選ぶ
電子書籍リーダーの解像度は「ppi(pixel per inch)」で表現されます。
解像度が高ければ高いほど詳細な表現が可能で、逆に解像度が低いと十分な表現ができず、ボケやにじみが発生してしまいます。
このように、ある一定の範囲に画像を表示するための点がどれくらいあるか、という密度が解像度と呼ばれ、一般的には「dpi」という単位が使用されます。
データを適正に表現するためには印刷物では350dpi、パソコンなどのディスプレイでは72dpiの解像度が基準となっており、それ以下の解像度だと荒さが目立ってしまうことがあります。
電子書籍リーダーの場合は、300ppiの解像度があれば十分で、逆に300ppi以上の解像度があったところで人間の目ではその差がわからないと言われています。
最新の電子書籍リーダーであれば、ほとんどのモデルは300ppiと高解像度のディスプレイを搭載しているため、特に注意することはありませんが、中古品などで昔のモデルを購入する際は解像度が十分かどうかチェックするようにしましょう。
解像度が低いと、文字や絵が荒れて見えたりにじんで見える場合があるため、読書に集中できなくなったり、余計に目が疲れてしまう可能性があります。
サイズ・重量で選ぶ
ほとんどの電子書籍リーダーは片手で持てる程度の大きさで、一般的なモデルであればディスプレイサイズは6~10インチ程度です。
大きな画面の方が表示できる情報量が多いので見やすくなりますが、ディスプレイが大きければ大きいほどデバイスの重量は重くなる傾向にあります。
電子書籍リーダーの重量は軽いものでは100~200g程度、重いものでも500g程度が一般的です。
手にもって使用するデバイスであるからこそ、腕が疲れずに長時間使用できるようなサイズを選ぶようにしましょう。
利用シーンで選ぶ
電子書籍リーダーをどのようなシーンで利用するか、ということも考えておくとよいでしょう。
もし屋外で使用することが多いのであれば、光をあまり反射しないE-inkのディスプレイのデバイスを選ぶことをおすすめします。
また、お風呂の中やプールサイドなどでも電子書籍を読みたいと考えているのであれば、防水機能は必須となります。
自分がどのように使いたいかを一度じっくりと考えてみるのもよいかもしれません。
おすすめの電子書籍リーダーとその特徴をご紹介!
おすすめの電子書籍リーダーとその特徴をご紹介します。
電子書籍リーダーを購入する際にお役立て下さい♪
Kindle Paperwhite
「Kindle Paperwhite」はAmazonのkindle専用の端末です。
ディスプレイにはE-inkを採用しており、目に優しいだけではなく紙の本と同じようにくっきりとした美しい文字を表示してくれます。
防水機能も付いているので、お風呂やプールサイドなどでも安心して使用することができます。
さらに別のkindle端末との連携も可能で、同じアカウントであればどの端末を使用していても最後に読んだページから続きを読むことができることも特徴の一つです。
モデル名 | Kindle Paperwhite (第10世代) |
---|---|
容量 | 8 GB または32 GB |
重量 | wifi:182g / wifi + 無料 4G:191g |
サイズ | 167 mm x 116 mm x 8.18 mm |
Kindle Oasis
「Kindle Oasis」はkindle端末の上位機種です。
最新のE-inkディスプレイを搭載し、実際の紙のような読み心地を演出します。
上位機種ならではの機能として、色調調整機能を搭載しています。この機能はディスプレイの色見を暖色系から寒色系まで自分の好みに変えられる機能です。
また、グリップ部分にページ送り用の物理ボタンがついており、操作性に優れている点も特徴の一つです。
モデル名 | Kindle Oasis (第10世代) |
---|---|
容量 | 8 GB または32 GB |
重量 | 188g |
サイズ | 159 mm x 141 mm x 3.4-8.4 mm |
kobo Clara HD
「kobo Clara HD」は本体重量166gとかなりスマートな電子書籍リーダーです。
液晶は目に優しいE-inkを採用しており、取り扱いのしやすさが特徴です。
300ppiという高解像度なので、小説からコミックまでどのような電子書籍コンテンツでも快適に閲覧することができます。
モデル名 | Kobo Clara HD(N249-KJ-BK-S-EP) |
---|---|
容量 | 8GB |
重量 | 166g |
サイズ | 157 mm x 111 mm x 8.3 mm |
LikeBook Ares Note
通常の電子書籍リーダーとは異なり、ノートの役割も果たすことができる端末です。
付属するスタイラスペンを使用することで手書きメモを書き込むことができます。
また、androidを搭載しているため、スマホやタブレット端末のようにニュースを読んだりアプリをダウンロードすることができます。
モデル名 | LikeBook Ares Note |
---|---|
容量 | 32GB |
重量 | 268g |
サイズ | 197 mm x 139 mm x 8 mm |
おすすめの電子書籍リーダーを一覧表で比較
モデル名 | 容量 | 重量 | サイズ |
---|---|---|---|
Kindle Paperwhite | 8 GB または32 GB | wifi:182g / wifi + 無料 4G:191g | 167 mm x 116 mm x 8.18 mm |
Kindle Oasis | 8 GB または32 GB | 188g | 159 mm x 141 mm x 3.4-8.4 mm |
kobo Clara HD | 8GB | 166g | 157 mm x 111 mm x 8.3 mm |
LikeBook Ares Note | 32GB | 268g | 197 mm x 139 mm x 8 mm |
電子書籍リーダーに関するよくある疑問
電子書籍リーダーはスマートフォンやタブレット端末に比べてそこまで馴染みがない、電子書籍ってよくわからない、と思っている方も多いかもしれません。
そんな方の疑問を解消するため、電子書籍リーダーに関するよくある疑問をご紹介します。
どんな本が読めるの?漫画や雑誌は?
電子書籍コンテンツを販売するサービス(kindleや楽天Kobo電子書籍ストア、など)で取り扱っている小説、雑誌、漫画などすべてのコンテンツを読むことができます。
ただし、ダウンロードしたコンテンツはサービスごとに別扱いとなるため、メインで利用する電子書籍サービスは一つに決めておいたほうがよいでしょう。
タブレットと何が違うの?
見た目はタブレット端末に似ていますが、電子書籍リーダーは電子書籍コンテンツの閲覧に特化したデバイスです。
タブレット端末ほど色々なことができるわけではありませんが、その分目に優しいディスプレイを採用していたり、読書の妨げになるような機能を省いています。
「ゲームがしたい」、「動画が見たい」というのであれば、電子書籍リーダーではなく、iPadなどのタブレット端末を購入するほうがよいでしょう。
どの電子書籍リーダーが自分に合っているかわからない
どの機種を選んだらよいのかわからないのであれば、Amazonのkindle端末のうちのどれかを購入することをおすすめします。
エントリー機種のkindle端末はかなり安い価格で手に入れることができるため、初めて電子書籍リーダーを購入するのであれば、まずは手に入れやすい機種から始めてみてはいかがでしょうか。
どこで購入したらいいの?
オンラインショップや家電量販店などで購入することができます。
不要になったら電子書籍リーダーの買取がおすすめです
「電子書籍リーダーを購入したのはいいけど、飽きてしまって最近は使用していない」ということなら、いっそのこと売却してしまうのも一つの手段です。
電子書籍リーダーは中古市場でも人気のアイテムですので、たとえ中古品であったとしても、買い取り業者に買い取ってもらったり、もしくは自分で「ヤフオク!」や「メルカリ」で売ることができます。
ただ、電子書籍リーダーは精密機械ですので、「ヤフオク!」や「メルカリ」などの個人売買では、取引後に動作不良時などのクレーム対応をしなければならなくなる可能性もあるため注意が必要です。
そこまで面倒なリスクを背負いたくないのであれば、買い取り業者に査定依頼するのがベストでしょう。
電話一本で査定額を教えてくれますので、もし使っていない電子書籍リーダーをもっているのであれば、値崩れする前に買い取ってもらうのがよいかもしれません。
電子書籍リーダーを徹底比較!おすすめをご紹介! のまとめ
このコラムでは、電子書籍を閲覧するための「電子書籍リーダー」の特徴や使い方、おすすめ機種などをご紹介しました。
まだ電子書籍リーダーをもっていない方や、購入を考えている方は本コラムをご覧いただき、ぜひ役に立ててくださいね♪