おすすめの無線機修理業者・修理費用や自分でやるメリットを紹介|アイコム・ケンウッド・アルインコなど
売買コムズコラム 編集長
この記事では…
●自分で修理するメリットとデメリット
●修理できなかった時の処分方法
をお伝えしています◎
●長年使わず置いていたので修理したい
●売却したいので修理して売りたい
上記のような無線機を廃棄するよりも修理したい場合には、民間の修理業者に依頼するのも一つの方法です。
メーカーでも修理をおこなっていますが、古い機種になると修理を受け付けてくれないケースも多々あります。
この記事では、無線機を独自で修理しているプロの業者さんを紹介していますので、参考にしてみてください。
目次
おススメの無線機修理業者3選
TBHD株式会社<
神奈川県で修理業を営むTBHD株式会社は、平成20年設立の会社です。
修理を受けることができないケースや、作業工賃などもしっかりとホームページに記載されています。
依頼は専用フォームのみから受付が可能で郵送での引き受けとなります。
※基本的には持込での修理受付はおこなっていません。
修理費用の支払いは施工後の請求書から、銀行振込・各種クレジットカードで支払いが可能です。
修理進捗や完了済みの動画もホームページにアップされていますので、十分に検討のうえ依頼することが可能です。
株式会社ジャパンエニックス
東京に本社を構える株式会社ジャパンエニックスは、1974年設立の老舗の無線機器専門業者です。
他社で購入された無線機でも専門の技術者が自社にて修理対応してくれます。
無線機専門業者ですので、専門の技術部や豊富な修理パーツによりスピーディーに対応してくれます。
修理の流れ
受付|弊社到着日
↓
所見|測定器によるチェック
↓
見積書発行|FAXにてお見積もりをお送りします
↓
お客様による判断
【修理の場合】
FAX返信にて、「修理注文」を頂きます
↓
約1週間~10日で修理完了
↓
宅配便にてお届けします
【修理せず返却の場合】
「修理せず返却」の旨をFAX返信頂きます
↓
宅配便にてご返送いたします *修理せず返却の場合、お見積料、返送料を申受けます。
DFS Factory
静岡県で無線機の修理を行っている会社です。
基本的な修理費用はホームページに記載されておりますが、
修理内容や修理費用などはホームページのメールにて直接相談が可能です。
※修理依頼に関しては依頼フォームより依頼が必要です。
※持込による依頼はできません。
修理期間については最短で依頼品到着から1週間~2週間ほど。
その他、部品の取り寄せや故障内容によっては数か月かかる場合もあります。
DFS Factory
国産メーカーおよび機器の修理
国産アマチュア無線機メーカーの多くは、自社製品の修理サービスを提供しています。以下に主要メーカーの修理サービスの概要と特徴を紹介します。
ヤエス、ケンウッド、アイコムの修理
ヤエス
ヤエスは、修理受付から修理完了までの流れをウェブサイトで公開しています。修理依頼は、電話またはウェブサイトの専用フォームから行えます。
修理費用は機種や故障内容によって異なり、見積もり後に修理の可否を判断します。
保証期間内の修理は原則無料ですが、ユーザーの過失による故障は保証対象外となる場合があります。
ケンウッド
ケンウッドは、修理センターに無線機を直接持ち込むか、郵送で修理依頼をすることができます。電話での問い合わせも可能です。
修理費用は、故障診断後、正式な見積もりが提示されます。
KENWOODは、修理完了品に対して一定期間の保証を提供しています。
アイコム
アイコムは、長年販売されている機種でも修理対応可能な場合があり、ウェブサイトで修理対応機種を公開しています。
修理費用は機種や故障内容によって異なり、見積もりは無料です。修理期間は、部品の在庫状況や修理内容によって異なります。
真空管式機器や初期トランジスタ機の修理
真空管式機器や初期のトランジスタ式無線機は、部品の調達が困難な場合があり、修理が難しいことがあります。
しかし、専門の修理業者に依頼することで、修理可能な場合もあります。これらの修理業者の中には、長年の経験と知識を活かし、貴重なビンテージ無線機を蘇らせてくれるところもあります。
リニアアンプ全般、IC多用のリグなど
リニアアンプ全般
リニアアンプは高電圧・大電流を扱うため、修理には専門的な知識と技術が必要です。また、部品の調達が困難な場合もあり、修理が不可能となるケースがあります。
IC多用のリグ
近年の無線機は、IC(集積回路)を多用した設計となっています。
ICは小型化・高性能化に貢献していますが、故障した場合はIC単体での交換が難しく、修理が困難となる場合があります。
水没、水洗い、落雷、焼損した製品の修理はできる?
水没・水洗い: 水没や水洗いした無線機は、内部の電子部品が腐食し、深刻な損傷を受けている可能性があります。
修理を試みることもできますが、完全に修復できる可能性は低く、状態によっては内部の部品などの総取り換えが必要になるケースもあるため、修理費用が高額になる可能性もあります。
落雷: 落雷による故障は、無線機内部の電子部品に深刻なダメージを与えるため、修理が不可能な場合がほとんどです。
焼損: 火災などで焼損した無線機は、外観だけでなく内部の電子部品も深刻な損傷を受けているため、修理は不可能と考えられます。
修理期間と経過について
修理期間や修理依頼品の取り扱いについては、メーカーや修理業者によって異なります。
通常の修理期間と変動要因
通常の修理期間は、2週間から1ヶ月程度が目安となります。
ただし、故障内容や部品の在庫状況、修理依頼の混み具合によって、修理期間は変動する可能性があります。
修理期間が長引く場合は、メーカーや修理業者から連絡が入ることが一般的です。
修理品の到着連絡や修理中の経過連絡の有無
メーカーや修理業者によっては、修理品の到着連絡や修理中の経過連絡を行っている場合があります。連絡がない場合でも、心配な場合は、こちらから問い合わせてみましょう。
メーカーへ修理依頼するメリットとデメリット
メーカーに修理を依頼するメリットは、メーカー純正部品を用いた修理を受けられる点です。
また、メーカー保証期間内の修理であれば、無償で修理を受けられる場合もあります。
一方、デメリットとしては、修理費用が高額になりやすい点や、修理期間が長くなる場合がある点が挙げられます。
メーカーへ修理依頼するメリット
純正部品での修理
メーカー品を修理してもらうわけですから、間違いなく純正部品および当該機種に使用している互換性のある部品を使用してくれますので安心です。
また、修理品でも一定期間保証がつくことが一般的ですので、こちらも安心材料のひとつと言えるでしょう。
ただし、修理完了品が届いてからずっと動作確認をおこなわずに期間が経過してしまうと、保証期間が過ぎてしまい、たとえ使っていなかったとしても保証が受けられませんので、修理が完了したらすぐに動作確認だけでもおこないましょう。
オプションなどの追加依頼
その機種にオプションでカスタムしたい部品やパーツがある場合は、追加で依頼することも可能です。
別途費用は発生しますが、今までは使いたくても使えてなかったパーツが欲しい場合には、一緒に依頼することで工賃や送料なども節約して依頼が可能です。
メーカー修理のデメリット
修理不能と判断された場合
修理不能と判断された場合でも、診断料や部品代などの費用が発生することがあります。
修理依頼前に、修理不能の場合の費用について確認しておきましょう。
修理費用が高い
メーカーは修理よりも新品を売りたいわけですから、修理工賃が高くなってしまうのは仕方がありません。
出来る限りコストを抑えたい場合には民間の業者を利用するかご自身で修理をおこなうことを検討しましょう。
自分で修理するメリットとデメリット
自分で無線機を修理するメリットは、修理費用を節約できる点や、無線機の仕組みを深く知ることができる点です。
自分で修理するメリット
費用の節約と仕組みを知ることができる
自分で修理を行うことで、メーカーや修理業者に依頼するよりも費用を大幅に節約できる場合があります。
また、修理を通して無線機の構造や仕組みを深く理解することができます。
自分のタイミングで修理ができる
メーカーや修理業者に依頼すると、依頼待ちなどで時間が大幅にかかってしまうことが多々あります。
そのため、早急に修理する必要がある場合には、ご自身で修理する方が圧倒的に時間の短縮ができます。
自分で修理するデメリット
部品の交換やメーカー修理の重要性
無線機の修理には、電子回路や無線通信に関する専門的な知識や技術が必要です。
電子工作の知識や経験がない場合は、自分で修理を行うことはおすすめできません。
誤った修理を行うと、故障を悪化させてしまう可能性もありますし、火災の原因となってしまう場合があります。
部品交換やメーカー修理が必要な場合は、無理せず専門業者に依頼することも検討しましょう。
修理の失敗による追加費用や損失
修理に失敗すると、故障をさらに悪化させてしまったり、無線機を完全に壊してしまう可能性もあります。
修理の失敗によって追加の費用がかかったり時間のムダになってしまたり、結局大きな損失が発生するリスクも考慮する必要があります。
無線機買取の業者に依頼するのもOK
修理が面倒だったり、まとめて処分したい場合などの場合は、当店(売買コムズ)で売却することも可能です。
遺品整理や生前整理、相続のために現金化したい場合など、買取を利用していただく用途は様々です。
壊れていたり動くか分からない場合でも査定は可能ですので、お気軽に下記よりご相談ください。
修理依頼の手続きと注意点
無線機の修理を依頼する際には、以下の手続きと注意点を確認しておきましょう。
修理依頼フォームへの記入方法
依頼者の連絡先、無線機の機種名、製造番号、故障内容などを正確に記入する必要があります。
依頼品の詳細(機種名、型番、製造番号など)と、具体的な不具合内容をできるだけ詳しく記載するとよいでしょう。
いつ、どのような状況で不具合が発生するのかを明確に伝えることで、修理がスムーズに進みます。
依頼は基本的に、郵送、FAX、ウェブサイト上のフォームなど、さまざまな方法があります。
また、保証書や購入証明書などの必要書類を添付する場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
梱包と発送の注意点
無線機を修理に出す際には、適切な梱包を心がけ、輸送中の破損を防ぐ必要があります。
無線機を梱包する際には、エアキャップ(プチプチ)や新聞紙などを用いて、隙間なく保護することが重要です。
また、箱の中で無線機が動かないように、しっかりと固定する必要があります。
業者によっては、指定の運送業者を使わないと受け取ってくれないケースもありますので、事前にホームページなどで確認しましょう。
修理依頼品の発送時の送料負担
修理依頼品の発送時の送料は、原則として依頼者負担となります。
ただし、メーカーや修理業者によっては、着払いでの発送を受け付けている場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
修理完了後の支払い方法
修理完了後の支払い方法は、メーカーや修理業者によって異なります。
基本的には、郵送やメールで請求書が送付されますので、指定された期日までに指定の口座へ修理代金を振込むのが一般的です。
修理完了後のお預かり期限と処分規定
修理完了後、一定期間が経過しても連絡が取れない場合は、無線機が処分される場合があります。
修理完了後の連絡は必ず確認し、お預かり期限内に無線機を受け取るようにしましょう。
修理完了証明書をもらっておく
修理完了後は、修理完了証明書を発行してもらい、大切に保管しておきましょう。
修理内容や保証期間などが記載されており今後、無線機の買取業者に売却する際に、修理完了の証明書があると高価買取してくれる可能性が高まります。
修理ができなかった場合の処遇
メーカーや修理業者でも機種が古過ぎて代替部品がなかったり、そもそも修理を受け付けていないモデルなど、さまざまな要因により修理が困難(不可)となってしまうケースもあります。
その場合の処分方法について紹介します。
そのまま処分してもらう
メーカーや修理業者によっては、修理不能となった無線機を有料または無料で処分してくれる場合があります。
無料の場合は、他の修理品のためにパーツ取りの為にバラして有効活用するケースが考えられます。
無線機買取業者に売却する
故障している場合でも、モデルによっては無線機の買取業者に売却することも可能です。
ただし、機種によっては買取価格がつかなかったり、買取不可になるケースもあります。
売買コムズでは、壊れた無線機も機種によってはお買取りが可能です。
詳しくは下記よりお気軽にご相談ください。
メルカリなどで売る
メルカリなどのフリマアプリで売却するのも一つの方法です。
ジャンク品として出品すれば、部品取り目的で購入される可能性もあります。
ただし、フリマアプリは個人間売買なので、クレームや梱包の面倒さなども考慮に入れて利用する必要があります。
粗大ごみで破棄する
自治体のルールに従って、粗大ごみとして破棄することもできます。
ただし、無線機は電子機器に該当するため、一般ゴミと一緒に捨てることはできません。
詳しくはお住いの自治体に確認をしてみてください。
まとめ
無線機の修理に関しては、「メーカーや修理業者」または「自身で修理する」場合でメリットデメリットがありました。
●オプションなどの追加依頼
●安心して依頼できる
●自分のタイミングで修理ができる
メリットとデメリットを検討し、ご自身に一番合った方法で修理をおこないましょう◎
売買コムズでは、「動くか分からない」「もらったけど使わない」「遺品整理でまとめて処分したい」などの無線機があれば、まとめて査定・お買取りが可能です。
査定や送料などお客様に費用は発生しませんので、まずは下記よりお気軽にご相談ください◎
リユース業界に携わり、はや15年目の売買コムズコラム編集長。ホビー用品、家電、楽器、美容器、健康器具などあらゆる中古品の買取のコツを紹介し正しい売り方をシェアしています。一児の父。