マッサージチェアは体に悪い?痛い時や腰痛が悪化した場合~禁忌も紹介~

youtsu

著作者:storyset/出典:Freepik

「マッサージチェアで腰痛が悪化した…」
中古品の買取をおこなっていると、そんな話をよく耳にします。

実は、マッサージチェアによって体が悪くなったり、使えなくなってしまうこともあるようです。
この記事では、マッサージチェアの買取専門業者の視点から、マッサージチェアのリスクと、安全に使うための具体的な対策について解説します。

マッサージチェアのリスクとは?

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体を健康にしてくれるマッサージチェアですが、使い方によっては体に悪影響を引き起こすケースがあります。
主なリスクとして、筋肉や神経への過剰な刺激、血行不良、そして持病との関係などが挙げられます。

過剰な刺激による筋肉の硬直

久しぶりに使う場合や初めて使用する場合には、弱めから体に慣れさせていかないと、かえって筋肉を傷つけ、硬直させてしまう可能性があります。

刺激はほどほどに、少しでも痛いと感じたら停止するようにしましょう。


マッサージチェアの構造

マッサージチェアは、もみ玉やエアバッグなどの機械の力で筋肉をほぐす仕組みです。
マッサージチェアは人の手のように揉むことを目標としており年々進化を続けていますが、
まだまだ人の手のように微妙な力加減が難しいため、体の一部分に集中して強い刺激が加わることがあります。

特に、肩や腰など筋肉が凝りやすい部位は、マッサージチェアの構造上、集中的に圧力がかかりやすい傾向にあり、
気付かぬうちに揉み返しなどで翌日痛くなってしまうこともあります。


筋肉の防御反応と痛みの悪化

強い刺激を受けると、筋肉は防御反応としてさらに緊張し、硬くなってしまいます。
これを繰り返すと、筋肉や筋膜が損傷し、炎症や痛みが悪化する可能性があります。
さらに、筋肉が硬直することで、血行不良や神経の圧迫を引き起こし、より深刻な症状に発展する可能性も懸念されます。


マッサージチェア使用時の症状の注意点

マッサージチェア使用後、以下のような症状が現れた場合は注意が必要です。

◆マッサージした部位の痛みや腫れ
◆しびれや冷感
◆動きの制限
◆倦怠感や吐き気

これらの症状は、筋肉や神経への過剰な刺激が原因である可能性があります。
症状が続く場合は、使用を中止し、医師の診断を受けるようにしましょう。


長期使用による健康被害

毎日長時間使用することで、体に負担がかかり、下記のような健康を害するリスクも考えられます。

振動による血液循環の悪化
マッサージチェアの中には、強い振動を伴うものがあります。
長時間の振動は、自律神経のバランスを崩し、めまいや吐き気を引き起こす可能性があります。
また、血管や神経を傷つけ、血行不良や神経障害を引き起こすリスクも考えられます。

 

白蝋病のような症状の可能性
白蝋病は、振動工具などを長期間使用することで、手指の血管や神経が障害される病気です。
マッサージチェアの強い振動により、同様の症状が現れる可能性も否定できません。
特に、振動の強い機種を長時間使用する場合や、冷え性など血行不良の傾向がある方は注意が必要です。

 

高齢者や女性におけるリスクの高さ
高齢者や女性は、身体的特徴からマッサージチェアによるリスクを受けやすい傾向にあります。

高齢者は、筋肉や骨が弱くなっており、皮膚も薄くなっているため、マッサージチェアの強い刺激に耐えられないことがあります。
女性は、男性に比べて筋肉量が少ないため、筋肉や内臓を傷つけやすい可能性があります。
また、妊娠中の女性は、マッサージチェアの使用を控えるように言われています。
これは、お腹への圧迫や振動が、胎児に悪影響を与える可能性があるためです。


マッサージチェアの適切な使用方法

Instructions
安全にマッサージチェアを使用するためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。


力の強さともみ玉の位置

マッサージチェアの強さは、自分の体調に合わせて調整することが大切です。
イタ気持ちいいと感じる程度の強さに設定し「強すぎる」と感じたらすぐに弱めるようにしましょう。
また、同じ部位に長時間刺激を与え続けるのは避け、マッサージする部位をこまめに変えるようにしましょう。


痛い時の判断

マッサージチェアの使用によって痛みや不調を感じたら、自己判断で使い続けるのは危険です。
我慢せずに使用を中止し、医師や専門家に相談するようにしましょう。
自己判断で症状を悪化させてしまう可能性もあります。


専門家によるマッサージの重要性

慢性的な肩こりや腰痛などがある場合は、自己流のマッサージではなく、専門家による施術を受けることをおすすめします。
専門家は、体の状態に合わせて適切なマッサージを行ってくれるため、より効果的に症状を改善することができます。


マッサージチェアを安全に使用するためには?

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安全にマッサージチェアを使用するための対策について、詳しく解説します。
使用する前に、取扱説明書をよく読み、注意事項や使用方法を確認しましょう。
特に、次のような点に注意が必要です。


持病や妊婦の使用について

持病がある方や妊娠中の方は、事前に医師や販売店に相談しましょう。
持病によっては、マッサージチェアの使用が適さない場合があります。
また、妊娠中は、お腹や胎児への負担を考慮する必要があるので、できる限り使用は控えるようにしましょう。


弱い刺激から始める

最近のマッサージチェアは細かく強弱をつけることができます。
初めて使用する場合は、弱い刺激から始め、徐々に強度を上げていくようにしましょう。

いきなり強い力で始めてしまうと、急な刺激に体が対応できず筋肉を痛めてしまう可能性があります。
まずは、弱い力から自分の体に合った強さを見つけることが大切です。


使ってはいけない禁忌は?

マッサージチェアの禁忌として医師からマッサージを禁じられている人は使用してはいけません。
例えば動脈瘤や静脈瘤、皮膚炎などの方はメーカーから使用しないように注意書きがありますので注意が必要です。


異常を感じた時は一旦停める

使用中に痛みやしびれ、吐き気などの異常を感じたら、すぐに使用を中止しましょう。
症状が改善しない場合は、医療機関を受診してください。
無理に使用を続けると、症状が悪化する可能性があります。


マッサージチェア以外の代替手段

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健康のためにはマッサージチェア以外にも、様々なリフレッシュ方法があります。

接骨院や整体の利用

専門家の施術を受けたい場合は、接骨院や整体院の利用もおすすめです。
体の状態に合わせて適切な施術を受けられるため、より効果的に症状を改善することができます。
また、保険診療を受けられるところがほとんどなので、週に一回安い金額でメンテナンスに通えるのであれば、整体などの方が良い可能性もあります。


小型マッサージを利用

手軽にマッサージを行いたい場合は、小型マッサージ器も選択肢の一つです。
持ち運びやすく、価格も比較的リーズナブルなものが多いため、気軽に試してみることができます。

安いものでも体に合えば、高級なマッサージチェアを買うよりもお得ですので試してみる価値はアリです◎


マッサージ店でのプロの施術

やはり、どんなマッサージチェアでもマッサージ店が施すプロの技にはかないません。
なかには、マッサージチェアを持っていても、プロの施術を受けている方もいるほどです。

対人なので、機械と違って好みや要望をじかに伝えることができます。
プロの施術を受けることで、心身ともにリラックスすることができるのでおススメです。


使わなくなったマッサージチェアは買取業者に売るのもアリ

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マッサージチェアは健康器具のなかでも人気の高い商品のため、使わないマッサージチェアは買取業者が高く買い取りしてくれます。

参考↓

売買コムズでは、使わなくなったマッサージチェアを全国から買取しています。

型番が分かれば、電話・メール・LINEで査定が可能です。
LINEで写真を送るだけでもOKです。

査定は無料ですので、廃棄したいマッサージチェアがあれば、下記より気軽にご相談ください。


安全性向上のための取り組み

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マッサージチェア業界では、安全性向上のための様々な取り組みが行われています。

業界団体の教育と機器改善
業界団体は、安全なマッサージチェアの使用に関する啓蒙活動や、事業者向けの教育活動を行っています。
また、事故情報などを収集し、機器の安全性向上に役立てています。

 

メーカーによる安全機能の搭載
メーカーは、安全センサーや緊急停止ボタンなど、安全機能の開発・搭載を進めています。
これらの機能により、事故や怪我のリスクを低減することができます。

 

マッサージチェアおすすめの基準
安全なマッサージチェアを選ぶには、以下の点を参考にしましょう。

◆信頼できるメーカーの製品を選ぶ
◆安全機能が充実しているか確認する
◆自分自身の体格や症状に合った機種を選ぶ
◆購入前に実際に試乗してみる

 
日本では「パナソニック・フジ医療器・ファミリーイナダ」が三大メーカーとなっており、信頼できるマッサージチェアを販売しています。

ヤマダ電機やケーズデンキ、エディオンなどでも最新のマッサージチェアは常に販売されていますので、購入前にはたくさん試乗してから決断するようにしましょう。

↓下記では、後悔しないおススメのマッサージチェアを紹介しています。


まとめ

この記事では、マッサージチェアのリスクと対策について詳しく解説しました。

マッサージチェアは、正しく使用すれば、心身の疲労回復に役立つ便利なアイテムです。
しかし、使い方を誤ると体に悪影響を及ぼす可能性があることも理解しておく必要があります。

マッサージチェアを購入する際には、安全機能や自分の体質に合った機種を選ぶようにしましょう。
使用前に取扱説明書をよく読み、注意事項を守って使用することが大切です。
また、使用中に体に異常を感じたら、すぐに使用を中止しかかりつけのお医者さんか病院などを受診することが重要です。

体を健康に保つために購入したマッサージチェアで逆に悪くなってしまった場合は、使用しないようにし、
買取業者に引き取ってもらうか処分するようにしましょう。



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