日本酒　買取

日本酒 とは

日本酒は米と水を原料にしたお酒。その製造工程は繊細そのもの。主原料となる酒米は一般の食用のお米より粒も大きく、稲作中も台風など風害に弱く生産地域も限られてきます。主な酒米としては、山田錦、五百万石、深山錦、日本晴、トヨニシキ、フクノハナなどが有名。「米を磨く」と呼ばれる精米作業も一般の食用米とは異なります。玄米の外側25～50％近くを削り取り、脂肪やたんぱく質を取り除くそう。大吟醸や吟醸酒の場合は、50％以上精米されるので、価格が高くなるのもうなずけます。
日本酒の80％を占める水も重要。仕込みだけでなく、洗米、浸漬、洗瓶など、お酒の味をきめてしまうもの。濁りのない、おいしい水であることは大前提で、加えて鉄分は少なくミネラルが豊富でお酒に色をつけない、よけいな味を足さない水が必要なのです。硬水、軟水、どちらも日本酒を作ることができ、蔵のこだわりから水は選ばれます。
そして酵母。数ミクロンという小さな微生物ながら、日本酒の発酵になくてはならないもの。明治時代に大蔵省から日本醸造協会が純粋培養した「きょうかい１号」酵母が酒蔵に頒布され、現在では多くの種類の酵母が使われています。
新潟県の亀の翁の酒造りは「夏子の酒」という漫画のモチーフとなり、ドラマ化され日本国内だけでなくニューヨークや台湾でも紹介。
日本食の世界的人気とともに、日本酒は世界のグルメから注目されてきて、輸出額は右肩上がり。ついには海外生産を開始した日本酒メーカーも出てきました。逆輸入される日本酒の楽しみ方も現れてきそう。まだまだ可能性を秘めている日本酒たちです。